新田 享一 × 飯田 めぐみ「near AND far」

7月
12 Sat 2025
2人展

この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは2025年7月12日(土)より、新田享一と飯田めぐみによる二人展「near AND far」を開催いたします。

日本の伝統的な遊びである「折り紙」を取り入れ、キャンバスや紙といった支持体を折り込むことで、平面と立体、絵画と彫刻、内と外の境界を無効化し、支持体が表現の土台という役割を超越して、直接的に作品の表現世界に関与させた挑戦的な作品で注目を集める新田享一。
そして、まるで鑑賞者が映画や物語の中に入ってしまった様に感じる、超主観的な視点で対象を描いていく飯田めぐみ。

そんな二人による今回の二人展のテーマは「距離」。
今回の二人展に向けて二人で考えたタイトルの「near And far」は、「あなた」との距離感をあらわします。
「あなた」とは、あなたであり、二人展をする互いの存在であり、自身の描くモチーフであり、作品の鑑賞者です。
時に近づき、分かち合い、混じり合い、同時に遠のき、すれ違い、交わらないものでもあります。

まさに鴨長明による随筆「方丈記」で綴られた水面の泡沫の如く、揺らぎ続ける「あなた」との距離感をテーマとした今回の二人展。
この機会にどうぞご高覧下さい。

【 開催概要 】

「near AND far」
新田 享一 × 飯田 めぐみ

会期:2025年7月12日(土)〜7月21日(月・祝)
休廊:月曜日・火曜日
※7/21 (月・祝)はオープン
営業時間:12:00〜19:00

〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1−32−17
TEL 03-5726-9985
info@katsuya-susuki-gallery.com
https://katsuya-susuki-gallery.com
東急東横線「都立大学駅」より徒歩5分

新田 享一 | Kyoichi Nitta

1997年 東京生まれ
2022年 東京藝術大学日本画科卒業

キャンバスや紙といった支持体を折ることで平面と立体、絵画と彫刻、内と外の境界をなくし、支持体が表現の土台という役割を越えて表面に可視化し直感的に作品表現へ参加する。

平面絵画の枠を超え日本古来のあそびである 「折り紙」 を作品に取り入れることで絵画の新たなありかたを追及している。

【展示】
2022
Wazasnics&Eftra single 『Frigid』 『Stalk』ジャケットデザイン制作
2023
The blank Gallery 『EPIC PAINTS Vol.11』
Katsuya Susuki Gallery 『cult of personality』
2024
The blank gallery 『somewhere in between vol.2』
『Different Kyomachibori art fair 』
2025
Bangkok 『Mango art festival 』

「her mirror」
33.3×24.2cm Oil on canvas 2025

飯田 めぐみ | Megumi Iida

2000年 千葉県生まれ
2024年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
2024年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース入学
現在在籍中

記憶や感情の残像から立ち上がる光景を、絵画としてすくい取っている。

絵画の中の風景や人、物のかたちは明確でありながら、揺らぎや曖昧さを漂わせる。そうすることで、時間の中で変化していく記憶の感覚をなぞっている。

描かれるのは誰かの経験であると同時に、見る人自身の記憶にもつながるような、開かれたイメージたちである。

【展示】
2024年
武蔵野美術大学卒業·修了制作展/武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
Group Exhibition:EPIC PAINTERS Vol.14 @THE blank GALLERY,Tokyo
2024-2025
旅ムサ×ANA@壱岐市滞在制作プロジェクト 参加

「after」
91.0×72.7cm Oil on canvas 2025