KATSUYA SUSUKI GALLERYでは、2026年11月7日(土)より、荻野夕奈による弊廊では3回目となります個展「EMERGENCE」を開催いたします。
今回の個展「EMERGENCE」では、より深い内側に視点を向けた花のイメージを起点に、記憶や感覚、内面に潜む感情を描き出した作品を発表します。
幾層にも重ねられた油絵具と、削り、拭き取られた筆致は、画面に時間の痕跡を刻み込み、その反復を通して、目に見える形の奥にある感覚や、沈黙の気配を描き出します。
花という身近なモチーフを通して、目に見える形の奥に広がる感覚や、言葉にならない感情の気配を浮かび上がらせる荻野夕奈の作品の数々を、この機会にぜひご高覧下さい。
【ステートメント】
私が描く花や身体は、自然や個人の姿を起点にしながら、時間と記憶の堆積を可視化するための媒介です。筆を重ねるうちに、像は揺らぎ、ほどけはじめ、鮮やかな色や厚く塗られた筆致へと変容していきます。その画面は日々を描き残す空間として息づきはじめ、心の奥に残る微細な感覚や、過ぎ去った時間の余韻をも抱え込んでいきます。
油絵の具を重ね、削り、拭き取り、また描くーその反復は、表象と非表象、存在と不在の間を往還する作業です。そこに立ち現れるものは、身体のジェンダー的規定や花の象徴性を超えた存在そのものを探る試みでもあります。
線や色の揺らぎには、私自身の身体感覚や呼吸が刻まれています。その複雑な痕跡のなかに、どのような「現在」があるのかー。私はその問いに視線を澄ませながら、目と筆を通して見続けています。
荻野夕奈
【 開 催 概 要 】
EMERGENCE
荻野 夕奈 | Yuna Ogino
2026.11.7 |土| – 12.6 |日|
12:00 〜 19:00
休廊日:月・火
[協力]
〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1−32−17
TEL 03-5726-9985
Mail info@katsuya-susuki-gallery.com
HP https://katsuya-susuki-gallery.com
東急東横線「都立大学駅」より徒歩5分
荻野 夕奈 | Yuna Ogino
1982年東京都生まれ。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修了後、アーティスト活動を始め、国内外で絵画作品を発表している。自己、生と死、関係性などをテーマに、花や身体をモチーフにした半抽象画を描く。
近年の主な展覧会に、2026年個展「Interweaving Presence」(京都蔦屋エキシビションスペース/京都)、2025年個展「Dim Warmth」(THE PLUG/東京)、2024年 個展「Multilayered emotions」(日本橋三越コンテンポラリーギャラリー/東京)、企画展「ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち」(佐賀県立美術館/佐賀、ひろしま美術館/広島)などがある。