この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは、2025年9月20日(土)より、弊廊では初となる鳴海暢平による個展「The middle world_中間世界」を開催いたします。
ニューヨークで10年以上活動し、ナム・ジュン・パイク氏、カレル・アペル氏に師事した鳴海。
【自己】と【現実世界】の間にある「見えないもの」を可視化させることをテーマに作品をつくってきました。犬という人間とは違う視点を取り入れたインスタレーションからその制作ははじまり、近年はその朧げで曖昧なイメージをペインティングにより表現しています。
今回の個展では、これまで鳴海がさまざまな場に訪れ、出会ってきた犬や飼い主とのコミュニケーションを通して浮かび上がったイメージを具現化した作品の数々を発表いたします。
世界各地で精力的に作品を発表してきた鳴海暢平の、東京での久しぶりの個展。この機会に是非ご高覧下さい。
『The middle world_中間世界』
今も昔も街の中を歩くことから絵を描くプロセスは始まる。 散歩中の犬や飼い主が目に入ると、無意識に眺めたり、時には声をかけてしまう。
「現実」や「自己」というものの曖昧さや儚さを描くことがテーマである私は、そのイメージを探るために、ある時期「犬の視点」に着目した。人間の世界を外側から見つめる第三の視点として作品の大きな要素になると考えたからだ。
犬や飼い主とコミニケーションをとっていくなかで、自然と浮かび上がってくるのは「自分」と「現実世界」のあいだにある「中間世界」だ。そこに漂うイメージは水のように変化し続け、留まることはない。
それが夢なのか、現実なのか、知覚の割り出した答えなのか、何かによって覚醒した景色なのか…
自己というものや、現実世界の尻尾を掴むためにもその得体の知れないものをキャンバスに定着させる必要があった。
私にとって絵画は、その中間世界に漂うイメージとの対話であり、自分と世の中を繋ぎ止める杭のようなものなのだと思う。
鳴海暢平
【開催概要】
鳴海 暢平 | Nobuhira Narumi
「The middle world_中間世界」
会期:2025/9/20(土) 〜 10/5(日)
営業時間:12:00 〜 19:00
休廊:月・火
〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1−32−17
TEL 03-5726-9985
Mail info@katsuya-susuki-gallery.com
HP https://katsuya-susuki-gallery.com
東急東横線「都立大学駅」より徒歩5分
鳴海 暢平 | Nobuhira Narumii
1968 札幌生まれ
1992 東京藝術大学美術学部油画科卒業
1995 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
2001 米国藝術家部門による永住権取得
2010~13 東京藝術大学美術学部油画科教育研究助手
【主要個展】
1995
“INDIRECT MEDICINE” 佐賀町エキジビットスペース(東京)
1997
“Scent View” ハラミュージアムアーク(群馬)
1998
“Dog’s Progress” The physics room(クライストチャーチ)
1999
“Dog-cam project” 30 UNDERWOOD STREET(ロンドン)
“NOBUHIRA NARUMI” タロウナスギャラリー(東京)
2002
“Point of view” ARTISTS SPACE(ニューヨーク)
2023
“鳴海暢平: 犬の見ていたもの” 原美術館ARC, JP
2024
“NOBUHIRA NARUMI_The Marking Point” BIENVENU STEINBERG & C (ニューヨーク)
【主要グループ展】
1993
“Fo (u)tunes” /フォーチューンズ(会田誠、小沢剛、中野渡尉隆、鳴海暢平、4人展)レントゲン藝術研究所(東京)
1995
“TODAY’S JAPAN 4+1/2 INTERNAL LANDSCAPE OF TOKYO” P3 art and environment(トロント)
1996
“VIPER” ICA (founded by The Arts Council of England)(ロンドン)
MOMI(Museum of Moving Image)(ロンドン)
Viewpoint Gallery(マンチェスター)
Transmission Gallery(グラスゴー)
“アトピックサイト” 東京ビッグサイト(東京)
1997
“On Healing:The Curative Power of Art” ハラミュージアムアーク(群馬)
1998
“ベルファースト アート フェスティバル”(ベルファースト)
1999
“WALKING” DANESE(ニューヨーク)
2000
“Dog Day Afternoon” APEX ART CURATORIAL PROGRAM(ニューヨーク)
“Learning in and through Art” 広島市現代美術館(広島)
“RECONFIGURATION” DANESE(ニューヨーク)
2001
“VIDEO WINDOWS” STEFAN STUX GALLERY(ニューヨーク)
2004
“the way it looks from here” Spangnga(サンフランシスコ)
“Tierperspektiven” Georg-Kolbe-Museum(ベルリン)
2011
“I Seminario Internacional Arte e Natureza” ドイツ文化センター(サンパウロ)、サンパウロ大学(サンパウロ)
Matilha Cultural(サンパウロ)
2014
“WE, ANIMALS” MEINBLAU(ベルリン)
2020
“きぼうのかたちー原美術館コレクション” ハラミュージアムアーク(群馬)
“佐賀町エキジビット・スペース 1983-2000 ー現代美術の定点観測ー”
【主要アートフェア】
2024 ”DALLAS ART FAIR” BIENVENU STEINBERG & C (ダラス)
【受賞歴】
1992〜4
ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)、ロックフェラー財団、セゾン文化財団の助成、ニューヨーク滞在 ナム・ジュン・パイク氏に師事
1998〜9
ポーラ美術財団の助成、ニューヨーク滞在、カレル・アペル氏に師事
1999
グレイトブリテン・ササカワ財団助成
【主要カンファレンス】
2008
ベルリン芸術大学、ジェシカ ウルリケ教授により”Dog-cam project”がウィスコンシン大学のCenter for the Study of Film and Historyの企画で行われたカンファレンスにて紹介Film & History Conference “Film & Science: Fictions, Documentaries, and Beyond”、
“Animals as filmmakers in contemporary art”
【主要コレクション】
“嗅景 -Scent View-“(Digital Photograph)原美術館(東京)
「The dog run#4」/ oil on linen / 65×45.5cm / 2025
「The moon in the water」/ oil on linen / 41 x 32 cm / 2025
「“The marking point (public art.New Jersey_3)」
oil on linen / 53.5 x 45 cm / 2025