植田 陽貴 個展「whispering」

7月
13 Sat 2024
個展

この度KATSUYA SUSUKI GALLERYでは2024年7月13日(土)より、植田陽貴による弊廊で初となる個展「whispering」を開催いたします。

奈良の山間部の自然豊かなところで生まれ育った植田陽貴は、自然界には人間の立ち入りを拒むような、不可侵な領域があることを肌感覚として知っていると言います。そのような環境で育ったからか、植田は「境界」という言葉をいつも念頭に置いて、作品を制作しています。

自己と他者、人間と動植物、生と死、見えるものと見えないもの、あの世とこの世。
様々な「境界」を意識する中で、自分の立ち位置を一歩変えると世界はまったく違う形を持って立ち上がるかもしれない。

そんなことを考えながら制作を続ける植田陽貴が、今回の個展では遠い先の季節に思いを馳せた、夏の暑さの盛りに涼を通り越して、凍てつく寒さをお届けします。

精力的に作品を発表し、FACE2023優秀賞を受賞するなど注目を集める植田陽貴による、真夏にToo coldな作品の数々を、この機会に是非ご高覧下さい。

【開催概要】

植田 陽貴 | Haruki Ueda
「whispering」

会期:2024年7月13日(土)〜7月28日(日)
休廊:月・火
※7/15(月・祝)はオープン
営業時間:11:00〜19:00

〒152-0022 東京都目黑区柿の木坂1−32−17
TEL 03-5726-9985
info@katsuya-susuki-gallery.com
https://katsuya-susuki-gallery.com
東急東横線「都立大学駅」より徒歩5分

[Statement]

制作に共通している主題は「境界とそれを越えようとすること」 境界とは自己と他者、国や⺠族、人間と動物、生きているものとそうではないものなど。
今回はここから一番遠い季節に焦がれながら制作していました。冬の眩しさが好きです。 ーーーーー

植田 陽貴

植田 陽貴 | Haruki Ueda

1987 奈良県出身在住
2008 女子美術大学短期大学部専攻科修了

<近年の主な展示>
【個展】
2024 風むき/Gallery CAFE とこのま、山口
2024 まぶしさ /ヨロコビto、東京
2023 あわいに舟 /cafe equbo*、奈良
2023 本当のことは小さな声で語られる/光について /TURNER GALLERY、東京
2022 かえす光/Gallery Yukihira、東京
2022 遠い水音、さわれる火。/Gallery CAFE とこのま、山口
2021 風や光や/芝田町画廊、大阪
2019 渡り鳥はかく語りき 火について/BIOME、兵庫
2019 渡り鳥はかく語りき 誰かの森について/SAKAINOMA熊、大阪
2019 渡り鳥はかく語りき/新宿眼科画廊、東京
2018 森の翻訳機/TURNER GALLERY、東京
2017 ウォーターランド/サロンモザイク、大阪
2017 誰でもない庭/百年、東京
2015 たとえば、ここにも暮らしはあって/cafe drawing、愛知・喫茶ワンデルング、東京
2015 スーベニア/はならぁと宇陀松山、奈良

【グループ展、アートフェア】
2024 記憶するか消えるか/Alpha Contemporary、東京
2024 ピントの歩幅/芝田町画廊、大阪
2023 FACE選抜作家小品展2023/REIJINSHA GALLERY、東京
2023 境界としての、ひと、情景/ギャラリーgreen&garden、京都
2023 眩しい影/新宿眼科画廊、東京
2023 MINI○/Sansiao Gallery、東京
2023 境界線で見た景色 ‒ Visible and Invisible ‒/Art Salon SCÈNE、東京
2023 FACE展2023/SOMPO美術館、東京
2023 次風景 Post landscape/ASTER、石川
2022 枕崎国際芸術賞展/枕崎市文化資料センター南溟館、鹿児島
2022 KAWAKYU ART Exhibition
2022/川久ミュージアム、和歌山
2022 HB FILE COMPETITION vol.32特別賞展/HB GALLERY、東京
2022 MINI○/Sansiao Gallery、東京
2021 FACE展選抜作家小品展2021/REIJINSHA GALLERY、東京
2021 HB FILE COMPETITION vol.31特別賞展/HB GALLERY、東京
2021 Triangle/同時代ギャラリー、京都
2021 はるひ絵画トリエンナーレ/清須市はるひ美術館、愛知
2021 FACE展2021/SOMPO美術館、東京
2020 眩しい影/新宿眼科画廊、東京
2020 eri-nyo[urion]発売記念絵本原画展/メガネのネハシ跡地、東京
2019 From West vol.2/MASATAKA COMTEMPOLARY、東京
2018 シェル美術賞展/国立新美術館、東京
2018 カモメのおなか/TeToTe、兵庫
2018 Art Osaka 2018/Hotel Granvia Osaka、大阪
2018 LANDSCAPES/ondo gallery、大阪・ondo S&E、東京

【Awards】
2023 女子美術大学 女子美 制作・研究奨励賞
2022 FACE2023 損保ジャパン日本興亜美術賞 優秀賞
2022 第3回枕崎国際芸術賞展 入選
2022 HB FILE COMPETITION vol.32 関戶貴美子特別賞
2021 HB FILE COMPETITION vol.31 鈴木久美特別賞
2021 はるひ絵画トリエンナーレ 入選
2020 FACE2021損保ジャパン日本興亜美術賞 入選
2018 シェル美術賞 入選
2017 アートストリーム ターナー色彩賞、関⻄テレビ賞
2016 東京装画賞 入選
2016 イラストレーション ザ・チョイス 準入選
2014 トーキョーワンダーシード 入選(15,18)

【アーティストインレジデンス】
2024 ホルトノキ(沖縄)
2022 KAWAKYU ARTISTS in RESIDENCE Program2022(和歌山)

【イラストレーション】
2024 「川が流れるように」著:シェリー・リード 訳:桑原洋子(早川書房)装画
2024 「MONKEY vol. 32 特集:いきものたち」(スイッチ・パブリッシング)伊藤比呂美「ヒルディスヴィーニたち」扉絵
2023 「山ぎは少し明かりて」著:辻堂ゆめ(小学館)装画
2023 「百の影」著:ファン・ジョンウン訳:オ・ヨンア(亜紀書房)装画
2023 「狼の幸せ」著:パオロ・コニェッティ 訳:飯田亮介(早川書房)装画
2022 KAWAKYU ARTISTS in RESIDENCE Program2022
2021 Coyote No.75(スイッチ・パブリッシング)角幡唯介エッセイ挿絵

「Whispering」 145.5 × 112.0 cm oil on canvas 2024

「母語」72.7 × 60.6 cm oil on canvas 2024

「眩む丘」53.0 × 53.0cm oil on canvas 2024

「distance」38.0 × 45.5 cm oil on canvas 2024